物販店と飲食店の併用

「大切な贈り物だからこそじっくり、ゆっくり自分のペースであれこれ考えながら選んでほしい。選ぶのに疲れたら併設のカフェ一息ついてもらって。。。」がイメージコンセプトのお店。元うどん屋だった物件。かなり原復工事の荒が目立つ厳しい内装から計画。

まずは各所の補修から。天井を抜くか、抜かないかは計画時に話し合い、最終的に天井ありという事で決着。ただ、補修の段階でクロス貼りの予定を変更し、板張りにしてはどうかと急きょ提案。これはクロスの下地として既存天井ではまかなえず、PBを上張りしなければなりませんでした。それくらい既存天井が滅茶苦茶だったのです。このPBを上張りするコストがもったいない。そこで着色した合板を千鳥に張ることで下地と仕上げを兼ねてコストダウンするという作戦です。結果的に板張りが雰囲気を上増しする要素になりました。若干手間和かかりましたが。。。

オーナーセルフ

カフェの厨房は極小スペース。限られた空間をどうレイアウトするかは毎度の苦労。厨房を取り仕切るオーナー夫人と細かなやり取りの末、シンプルに仕上ています。
予算の都合で壁と床の塗装はオーナーが手掛けています。とてもきれいに仕上がっています。やはり少しでもご自分の手が入っていると雰囲気にも影響してくるものです。
吊下がっているペンダント照明はオーナーが選んでいます。什器や家具の雰囲気に合っていていい感じ。優しいオーナーご夫婦らしい、シンプルだけどこだわりが光る隠れた名店です。
カフェはケーキとコーヒーは絶品。木曜限定のマフィンもこれが目当てのリピーターがいるそうです。でも確かにハマる美味しさ。食事もできるのでかなり穴場なお店ですよ。
ギフト品もなかなかなセレクト。自分用に欲しいなぁ、と思うものもちらほら発見できます。
雑貨屋かな？と立ち寄って、アレ？コーヒーも飲めるの？じゃあ一服。あれ美味しいじゃない。。。そんな見つけてうれしいお店です。

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