内に外を

もともと2階に紅茶専門のカフェと雑貨店をかまえておられ、1階に雑貨部門を移転するということでお問合わせをいただきました。
箱は間口が狭く奥に深いという商店街にありがちな形状。そう、ありがちなんですが、いざ内装を考えるとなると非常に厄介。お店の間口ってお店の入口。そしてお客さんの出入口。そこが狭いので入りづらくて出てきにくい店。。。だから入らない！って気分を打ち消す仕掛けがどうしても必要になってきます。
そんなこんなでご提案したのは「庭をつくりましょう」です。フロントはオープンで開放的に。


アーケード内なので雨の心配はありません。ただ小売店を悩ます万引き問題が最大の懸念材料。でも壁をつくってしまっては「庭」というテーマと「入口が狭い」というデメリット解消には程遠い結果になるのがオチ。ここはリスクを背負ってでもオープンであれ、とご説明。ただし、感覚的な「壁」を設ける工夫はもちろん施して。
そんなこんなで出来上がったのがフロント部分の「庭」その向こうに家があり、そこはキッチン、奥にはリビングが。。。これがイメージコンセプトです。

売りたいものは目につきやすく

半分は元々手持ちの什器、なじませるように新しい什器を配置しています。
こちらのお店でプッシュしていきたい商品はオリジナルブレンド紅茶と手作りスコーン。それぞれ商品が見栄えのするような什器を製作し目につきやすいところへ。
やはり雑貨屋は女性客がメインターゲット。パッと見で「かわいい」と言わせなければ。
そんなかわいさ心をくすぐるバランス感覚が重要ですね。

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