商売をする為の器
店舗内装はお店のツール(道具)の一つです。
NRDplansが設計で重要視するのは”しやすさ”です。サービスしやすくて、動きやすくて、アレンジしやすいお店が理想と考えます。
レイアウトを計画する時間は出来る限りとり、何度も修正を重ねます。この間に施主(お店のオーナー)と十分なコミュニケーションをとって相互理解を深めていきます。細かい部分まで施主の意図が加わり、より良い店づくりに向けてひとつずつ組み立てていくことが、営業開始後の”しやすさ”につながっていきます。
店舗内装は完全オーダーメイドのツール(道具)であると思いませんか?
かといって、雰囲気を度外視するわけではありません。来店者に「居心地がいい」「かわいい」「かっこいい」「また来たい」「非日常的」と思わせる仕掛けも考えます。これは店舗屋の腕の見せ所でもあるので、時には思い切った提案もすることがあります。
無駄のない内装
雰囲気をつくる上で重要な要素は、「人」「サービス」「箱」だと思います。どれか一つでも欠けてしまえば成り立たないものです。
ただ、すべてを「最高のもの」で用意するのは費用が掛り過ぎます。予算に余裕のある方はいいですが、なるべく費用を抑えてやろうとする方は「最低限」という言葉が付いて回ると思います。
内装を考えるとき「最低限」というのは店舗屋からすると「すごくチープな雰囲気になってしまうけど?」となってしまいます。「シンプルでいい」という言葉も使われます。これは捉え方を間違えると没個性になりかねます。小規模なお店ほど個性が必要です。
おすすめは「無駄のない」という言い方。こうすれば「では、どこに重点を置いてつくろうか?」という発想になります。
「無駄のない」内装を考えていくには、お店の原点を知る必要があります。
お店のコンセプト(概念)はみなさん考えられていますか?コンセプトの言葉だけが独り歩きしていませんか?重要なのは「お店のウリ」です。”売り文句”のウリ。5W1HでいうとWhatですね。”ナニ”を売りにする店なのか?にスポットを当てれば、おのずとその店の重要項目が見えてくるはずです。
- 何を売る場なのか?
- どういうスタイルで売るのか?
- 他店との違いはどこか?
重要項目にスポットを当てるお店づくりをしていけば、自ずと無駄のない内装になっていきます。結果的に費用を抑えることに繋がっていくでしょう。ただ材料費を抑えるだけでは得られない”ナニカ”があるはずです。
何屋なのか?
お店の顔である外観(外装)は何を重視するべきか?
NRDplansが計画段階で考えていることは”何屋なのかわかりやすくすること”と、”目を留めてもらうこと”ができるにはどうすればよいか、などです。わかりにくいお店は認知されるまで時間がかかります。来店者がなければお店は成り立ちませんから、早い段階で認知されるにこしたことはないと考えています。
何だここ?と思わせるのも”目を留めてもらう”ことの一つ。時には奇抜な提案もしますし、柔らかい内装の雰囲気をそのまま外装に表現してみたりします。
お店のスタイルに合った”興味をもってもらう外装”をご提案します。
目的に合ったお店づくり
NRDplansは施主(お店のオーナー)の目的を形にする努力を惜しみません。初出店のときは特に方向性を見失いがちです。そんなときは目指す方向(目的)を一緒になって考え、試行錯誤にお付き合いします。店舗内装に完成形はありません。セオリーがない分、自由度が高いので可能性が詰まっています。そこが逆に難しいとも言えます。目的に合ったお店とはどんなカタチなのか?その見えない何かをカタチにするお手伝いができればと考えています。
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